「ただし」は日常でも文章でも使いやすい言葉ですが、ビジネスメールなどでは、もう少し丁寧な表現に言い換えたいことがあります。
「ただし」を何に置き換えれば自然なのか迷うこともありますよね。
この記事では、「ただし」の意味を確認しながら、ビジネスや丁寧な文章で使いやすい言い換えを紹介します。
「ただし」をそのまま使うと失礼?
まず、「ただし」は失礼な言葉ではありません。
ビジネスメールや文書でも普通に使える表現です。
ただ、文章によっては少し硬く感じたり、条件を強調しているように見えたりすることがあります。
その場合は、文章の意味に合わせて別の表現にすると、より自然になります。
「ただし」の丁寧な言い換え
代表的な表現には、次のようなものがあります。
- なお
- ただしながら
- もっとも
- 一方で
- その点について
- 条件として
- あらかじめご了承ください
ただし、これらはすべて同じ意味ではありません。
「ただし」を何となく別の言葉に置き換えるのではなく、何を伝えたいのかによって選ぶことが大切です。
「なお」に言い換える
補足情報を加えたい場合は、「なお」が使いやすい表現です。
お申し込みは10月10日まで受け付けております。なお、受付時間は平日の9時から17時までです。
この場合は「ただし」よりも、「なお」のほうが補足として自然です。
「もっとも」に言い換える
前の内容に対して、例外や反対の内容を付け加えたい場合は「もっとも」が使えます。
基本的には予約が必要です。もっとも、空席がある場合は当日でもご利用いただけます。
「ただし」よりも少し文章的な印象があります。
「一方で」に言い換える
二つの事情を対比させたい場合は、「一方で」が向いています。
オンラインで手続きできます。一方で、一部の手続きには窓口での対応が必要です。
この場合、「ただし」よりも対比の意味がはっきりします。
「あらかじめご了承ください」が合う場合
注意事項を伝える場合は、「あらかじめご了承ください」とする方法もあります。
商品の色には個体差があります。あらかじめご了承ください。
「ただし、色には個体差があります」とするより、注意事項として相手に伝えやすい表現です。
ただし、意味が完全に同じではないため、単純な言い換えとして使うのではなく、文章の目的に合わせて選びましょう。
「ただし」を無理に言い換えなくてもいい
「ただし」は、それ自体が失礼な表現ではありません。
例えば、
ご利用いただけます。ただし、一部の商品は対象外です。
という文章なら、特に不自然ではありません。
むしろ「なお」などに無理に置き換えると、条件を示したい文章なのに意味がぼやけてしまうこともあります。
丁寧に見せたいなら「何を伝えるか」を考える
「ただし」を丁寧にしたいときは、単純に別の接続詞へ置き換えるよりも、文章の役割を考えると選びやすくなります。
補足したい →「なお」
例外を示したい →「ただし」
対比したい →「一方で」
注意事項を伝えたい →「あらかじめご了承ください」
というように使い分けると自然です。
まとめ
「ただし」はビジネスでも使える表現なので、必ず言い換える必要はありません。
丁寧な文章にしたい場合でも、意味に合わせて「なお」「もっとも」「一方で」などを選べば十分です。
大切なのは、「ただし」を丁寧そうな言葉に置き換えることではなく、文章の意味に合った表現を選ぶことです。

